日本では「七歳までは神のうち」といって、七歳までは子供は人間ではなく神なんだって。神というのは自然をゆるがす脅威のこと。この世に生まれてくることと、死、というのは自然をゆるがす最大の脅威で、それは穢れだったらしい。子供というのは、生まれてきたと思ったら病気ですぐ死んじゃったりするもんね。七歳まではいつ死ぬかわかんないから人とみなさなかったのかな。
中世日本で童子の髪型や服装をした成人がいて、その人たちは穢れを引き受ける聖職だったって網野善彦の本に書いてあった。
ふと思ったんだけど、大人になってから雀の死骸を見ることがなくなったのは、私の知らぬ間に子供たちが雀の死骸を埋めてるからなんじゃないのかな。