鳴子の風

なつかしい人からの突然の連絡って、たいてい訃報だな。
下痢気味だけど便秘気味でおなかが張って、太ったのか浮腫んだのか体がだるくて重かったので、温泉に行ってきました。鳴子温泉です。
3年半ぶりくらいにいった。今回は姥乃湯という宿に泊まりました。4種類の温泉があって面白かったです。南三陸町ご一行様と気仙沼ご一行様って書いてあったから、自炊部には被災者が長期滞在していたみたい。
いわゆる湯治場風で、シャワーはもちろんないし、カランが1個あるくらいで湯船と桶だけがあるわけですが、どうも温泉慣れしてない人は、源泉賭け流しだから体を洗わなくていいと勘違いするのか、かけ湯もせずに入っちゃったりするんですよね。昼ごろ、のんびりつかってたら狭い風呂場なのに三世代7人で入ってきた旅館部の一家が、全員いきなり湯船に入ったので私はあわてて出たってのがあった。朝おきてからからうんこもおしっこもしてないはずないだろー。汗かいたろー。小さい孫たちもいるんだしさー。最低限股はあらえよなーと腹立った。三世代の長老のばばあ(60前半くらいかなー)が非常識なんだと思った。きっとあまり旅行とかしないんだろうな、たまの家族旅行で嬉しいんだろうなってくらい皆はしゃいでいたが、股とかケツとか洗うのはあたりまえのことなのにそれがわからない人種がとても嫌い。死んでしまええええと危うくいいかけた。しかも履物もそろえずぐちゃぐちゃ。そんな奴らは一生温泉にくんな。イラついたので硫黄が濃いこけし湯に移動。黄土色よりの白濁で硫黄臭にナフタリン臭がする温泉。ひとりのんびり入れてイラ立ちも流せた。翌日、硫黄泉は無色透明だった。おもろい。
1、2回股付近にかけ湯だけして入る人もいるけど汚いよなー。ごしごし洗えよ。全身にも何度もかけ湯して最低限の雑菌は落としてほしい。汚い体でお湯を汚さないで欲しい。といつも思います。そんなにいらつくなら共同浴場にいかなきゃいいのにって思いますけど、地球のパワーを頂戴できる温泉が大好きなんですよねー
基本的に非常識な人のほうが多いので、そういう人はシャワーのあるところにいって欲しいです。シャワーがあると、だいたい体を石鹸で洗ってからお湯にはいってくるんですよね、ほとんどの人が。なんなんだろな。
鳴子で音楽フェスやってました。

ギターうまくなって鳴子音楽祭に呼ばれたいと思いました。
フェス会場向かいの早稲田の湯。

湯に入る前に湯あたりしたのか?と錯覚させる、いつきても平衡感覚がおかしくなる奇妙な建物。鳴子はすべての源泉がそれぞれ個性があるので、湯めぐりをするのがおすすめです。三年半前にきたときは湯の花いっぱいで白濁してたけど、今回は無色透明で湯の花も浮いてなかった。

風呂上りは鳴子の風。夏季限定のパイナップル味、さわやかでうまかった。ほかに山ぶどうがファンタグレープ味のビールって感じで風呂上りによかった。
山田風太郎先生の室町少年倶楽部、短編集なんだけど超おもしろかった。最初の「室町の大予言」、神話っぽくて好みだった。室町時代って神話的でいいかも。