小4

小学校4年生のころ、教室で図工の時間に(何を作っていたかは忘れた)、作業に熱中していたのかほかのこと考えて興奮していたのかよくわからない、頭が悪くて鼻クソよく食ってた俺。
クラスで一番勉強が出来る、四○大塚に行っているのが自慢の今村君が、突然中身の入ったお道具箱で俺の頭を思い切り叩いた。
星が見えた。
くらくらして、ちょっとの間、何が起きたのかわからなったが、じょじょに『今村君が俺の頭を思い切り叩いた』という状況を把握し、生まれて初めて腹の奥のほうから怒り?のようなものがムクムクとこみ上げてきたのを感じ、それが溢れてしまって、自分が座っていたイスを持ち上げて、すでに時間がいくらか経過して、俺の頭を叩いたことも忘れたかのように自分の作業に入っている今村君の頭めがけて後ろから思い切りイスを振り下ろした。(俺のほうが席が後ろだった)
相手もまさか、俺がそんな反撃してくる人間だとは思っていなかったはず。
倒れて頭から流血する今村君。
それだけじゃ足りなかったので、何度も蹴りを入れたのち、今村君に馬のりになり、今村君の髪の毛をわしづかみにして、たくさん髪の毛をひっこ抜いた。
髪の毛をわしづかみにしたまま、流血する今村君の頭を床に叩きつけた。
泣いて「やめてーたすけてー」と叫ぶ今村君の顔面をこぶしで思い切り殴った。
手が切れた。
今村君の歯の矯正に当たって、俺の手が切れた。
そのせいで胸の奥がざわざわして怒り?のようなものがさらに大きくなり、立ち上がり、今村君めがけて机を持ち上げ、思い切り振り下ろした。(怪力)





あやうく殺人者になるとこだったかも?小4の俺。
「やめてー」て声がうるさかったから、もっととっちめて静かにさせようと思った記憶がある。
机を落としたところまで、先生も驚いちゃったみたいで呆然と見ていた。
今村君は薬指を骨折し(どっちの手か忘れた)、頭を数針縫った。
歯の矯正も取れてしまった。思いのほかその程度だった。
怒り?のようなものは、小学校在学中に今村君以外にその後2回溢れてしまって、相手に怪我をさせてしまったが、それ以降は一度もない。