競馬

 競馬をしたことがない。天才ギャンブラーなのだけど。だからかなぁ、すごく面白かったのだけど、よくわからないかんじが残ってしまったのは。あれほどの嫉妬心も持ったことないからなぁ。競馬やろうかなぁ。嫉妬してみたいなぁ。そしたら激しく興奮するんだろうなぁ。



 昨晩、大量出血した。
 晩御飯の用意をして小ネギを調子よく切っていたらおもいっくそ左手の薬指を切った。どーしよーと家の中をうろうろ。左腕は血まみれで落ち着こうとテレビを見たり、ネットショッピングをしたのだけれど、血が全然止まらなくて、全身血まみれになった。なんか汚いなーと思って流しで水道全開で血を流し続けていたら、どんくらいの傷なのか気になって、傷口を開いてみたけど血が溢れるだけで見えなかったから舌で傷口を舐めてみた。しっかり肉が切れていた。そこへ牛越君が帰ってきて、
「血まみれでなにやってんの?」
「ネギ切ってたら切っちゃって血が止まらない」
「水で血を流してたら、死ぬまで止まらないんじゃないの?」
そう言われてタオルを当てられ、
「心臓より上に上げといたほうがいいよ」
床も血まみれだった。
「どうでもいいけどさー、血を流したままあんたネットやってたでしょ。まえまえから言おうと思ってたんだけど、樋渡さん、本当に馬鹿だよね」
と呆れて言いながら、牛越君は流血の跡を雑巾で拭いていた。
 毎日牛越君には馬鹿と言われているが。
 一時間くらいして血が止まったのだけど、傷口から肉がはみ出た。

 

 斉藤環の本は、なんか避けてたんだけど、というか、あまり精神科医とかの本って読みたく無かったりする。しかし読んでみようかと思う。母娘の関係なんて、なんか、私もあまり触れたくない問題なのだけど。あはは。読みたくないものは避けていればいいだけなんだけど、なんもその世界を知らないから読んでみたいです。てか、知らないというより、母娘なんてそれぞれ違うんでねーの?と思うけど。
 家族間の支配関係って、そらまああるだろう。支配する側される側、加害者被害者ってのもなんか胡散臭いんですよねー。しかし本物の被害者というのはいる。愛情のかけらもない理由など何も無いただの残忍な暴力行為の被害者というのはいる。それはあらゆる方面からフォローする必要がある。傷ついて心底辛い人は治療して癒される必要は絶対にあると思う。
 しかしねぇ、なんでも虐待とか暴力って言えばいいってもんじゃねーんだよっての多いよなぁ。それが辛いなら、辛いんだろうけどさあ。なんか腑におちねーよ。
 何が原因で精神的な病気になったって、医学で突き詰めることの意味がよくわからなかったりする。幼少期のトラウマがどうだとか、家族関係がなんだとか。いや、医学で突き詰めるぶんにはいいのか。治療にそれを利用する意味がわからないのだ。強引に辻褄合わせしたところでどうなのよ?と思ってしまう。辻褄合わせるのが好きな人って、たしかにたくさんいるし、流行ってるし、自分もそういうとこあるけどさ。それで良しならそれで知ったこっちゃないけど。それって医療なんすかね。
 フロイト読んでるぶんには面白いけどねー。
 傷ついた人が集って傷を癒すってのも必要な人には必要なんだろうし、それはきっとその人にとってはとても重要なことだったりするんだろうけど、私はそういうの無理。社会的マイノリティ(笑)が集って結束して、また社会を作るかんじが無理。人間嫌いの私はひとりでいいです。被害者意識の強い人とはうまくやれる自信ないしねー。
 その他参考図書をご連絡ください。



 ぶんちゃん、今日のランチはパスタがよかです。