公園の手品師

 フランク永井の歌が大好き。でも「公園の手品師」という歌が昔から怖くてしかたない。ラララ〜ンラララ〜ンラララ〜ンがとにかく怖い。老いたピエロがどこまでも追っかけてくる。アコーディオンとか超いらないし。怖すぎてまた泣いちまったよ。
 突然母ちゃんから電話がかかってきて説教される。寝てたのに。うっかり出なきゃよかった。想定外だぜ。なんで夜中にこの人に説教されてるんだ自分?と不愉快になったぜ。よくこの私に説教できたもんだねぇあんた、と感心してみせたところ、「オレは過去を無くしたんだ馬鹿野郎」と言いはなったぜ。痴呆か。馬鹿野郎ってなんだよ。面倒くせい婆さんだよ。はやくくたばっておくれ〜。(私は自分の母ちゃんほどの奇人をいまだかつて見たことが無い。3回しか会ったことがない牛越君もそう言った)
 来週旅行しようと決めてから、旅行のことで頭がいっぱい。フランク永井聞いて泣いてる場合じゃないぜ。夜中に母ちゃんに説教されてる場合じゃないぜ。しばらく逗留したいところだけれども、経済的にそんなに長いこと行けないから2泊くらいかなぁ。ああ、どこへ行こう。どきどきする。殺伐としたところへ行きたいな。たとえばこんな。








3年前の俺の本州縦断旅行記の1シーン。

強風に惨敗。立ち入り禁止区域を侵し自然破壊。車ごと海水浴。カモメを焼いて食す男。マイナス7度でTシャツ1枚元気に密漁。雪崩に埋まり目的地にたどり着けず。編集中に幻聴。本田美奈子逝去。