趣味は読書。

昨晩西荻で友人と食事したあと本屋に行って斎藤美奈子の書評「趣味は読書。」をひさびさに立ち読み。全部読んだわけじゃないので、読んでないところを開いた。
石原慎太郎「老いてこそ人生」
本屋で1人で腹抱えて笑ってしまい、恥ずかしかった。危険な本。ベストセラーの書評なんだけど、超楽しい。石原慎太郎の本が、見方をかえればとても楽しいものなのかもしれないと錯覚させられてしまい、読んでみようかって気になってしまった。しかしほんとになんで石原慎太郎なんかの本が売れるんだろ、やばくね。それにしても斎藤美奈子って楽しい。
ベストセラーの謎。売れてる本や売れてる音楽や売れてる映画など、一体誰が読んで聞いて見てるのか、私も知らない。
やたら売れまくった「1Q84」面白かったけど、なんであそこまで売れたのかまったく理解できない。文学って、たいていの人は欲しないものだから。前半がミステリーっぽくて読んじゃうから読者はなんか間違えちゃったのかな。だったらさいごがっかりしたんじゃないかしら。それにしても村上春樹ってすごいな。内容がどうとか言うんじゃなくてなんだけど、あそこまで爆発的に売れるだなんて、他に類の無いカリスマなんだな(アイドル?)。斎藤美奈子も「海辺のカフカ」が60万部売れたのにたいして、「これは6000部売れればいいところの内容。なぜなら純文学だから」って書いてたけど、そのとおりだよなぁと思った。それと、確かに春樹文学って、頼んでもないのに不思議なおねえさんたちが毎回上手に激しく主人公を射精さしてくれる。フツウの人の私は「ありえねえ・・」と、フツウにつぶやいてます。
唐突だけど「1Q84」の宗教団体って、ヤマギシとオウムが合体したみたいなかんじだなぁと思ったのだけど、ヤマギシの創設者の山岸巳代蔵のことは竹中労が評価していたってね。子供のころよくヤマギシのソフトクリームたべた。
おわり。