皮肉テレビ

ここのところテレビをよく見てる。テレビの話題ばかりじゃねえか。基本的にはニュースとサスペンスしか見ないんだけど。テレビって中毒性が高いから気をつけよう。捨てようかな。
テレビを見てたら市橋達也の両親の会見に「客観的すぎる」とか「冷静すぎる」とか「他人事のようだ」だとか、現代の家族のあり方だとかなんだとかいってる人が多くてびっくりした。よくそんなことを偉そうに言えるね馬鹿なんじゃないの、と思ってしまうのだが、たまに私の頭じゃまったく思いもよらないようなことが、世間ではあたりまえのように繰り広げられている。昨晩あれだけ放映したにもかかわらず今日になって両親にモザイク処理をかけていて何やってんだよと笑ったが、あの混乱した状況で両親をさらし者にするだけして、それは当然の報いであるのだと、報道は抵抗できない彼らに強要する。自分の子供を殺人者に仕立てた罪は重いとでも思っているのかもしれないが、自分の子供の幸せを願う親はいても、殺人者になって欲しいと願う親などいない。