ダイアログ

好きだったタルコフスキーも忘れたけど好きじゃなかったキェシロフスキも忘れた(まだスキで韻をふんでる)。キェシロフスキ、たしか私の高校の卒業式前日に死んで、すぐにポーランドのテレビドラマ「デカローグ」全話が文芸座でオールナイトでやるってことでみにいったんだけど、1話も見ることなく爆睡した。リベンジのつもりでビデオが発売されてすぐレンタル屋で全話いっきに借りてみたけど面白くなかった。ほかに「ふたりのベロニカ」とか「トリコロール三部作」とか「愛に関する短いフィルム」とか「殺人に関する短いフィルム」は見た気がするけど(すげぇ見てる)当時の私には退屈だっただけで忘れるのは当たり前なかんじだけど、すごい人気あった。なにがいいのかわからなくて不思議だったけどいまも人気みたいだね。自分の好きはなんとなくわかってきたけど、他人の好きはわかりようがない。
いろいろわからないことだらけなのだけど、やっぱり代理母ってなんなんだー。医療の問題はどこまでがよくてどこまでがダメって線引きは難しいなとは思うけど、結局貧困にあえぐ国の人々の臓器が消費されてゆく現実はやっぱり嫌。欲しくてもお金で手に入れてはいけないものはある。それが、自分が正義だと信じているところから繋がっていたりするからこわい。
http://d.hatena.ne.jp/hiwatarimamiko/20081007
まえにこんなことかいてた。ひどいな。ははは。
話は飛ぶが昨晩、ベトナム戦争アメリカによる枯葉剤撒布被害の第二第三世代の特集をみた。小学生のころ、べトちゃんドクちゃんを筆頭に、渋谷の山下教会だったと思うのだけど枯葉剤第二世代の写真やら解説などを見て、どーしよーもない恐怖と無力感に襲われたのを覚えてる。いま、恐怖はないが、それに他人が生きている状況に同情する気などないが、やはり、行き場のない怒りと同時に無力感には襲われた。原爆落とした日本から金を巻き上げてるアメリカが、枯葉剤の被害者に保障などするはずもないが、それもむかつくけど、それ以上に、これが人為的なものだと思っただけで、絶望的な気持ちになる。言っても仕方ないが、枯葉剤なんて撒いて誰がうれしいんだよ、とわめきたくなったよ。