泣き濡れた春の女よ

清水宏特集に行くつもりが行ってない。べつにそんなに好きでもない気がしてきてしまった。「蜂の巣の子供たち」は現代じゃ考えられない過酷な状況を表すたった一つの台詞に悶絶しただけだったし(子役に本物の戦争孤児を使ってて、ラスト、その人数の多さにも驚かされた)、「その後の蜂の巣の子供たち」は最初に手の内見せとけば、あとはなにやってもいいという現代においても非常に難しい斬新なドキュメンタリーの手法を、昭和20年代の日本で自主制作で行われていたという事実にただただ圧倒された。そう言ってみるとやっぱり好きかも。そうでもないかも。しかしのこりの上映はみたやつしかないや。日曜のプロパガンダ映画2本、みようかな。プロパガンダ映画の中でもダントツで変な映画清水宏。場所は文芸座。