ポニョ

昨日テレビでポニョをはじめてみた!
私が見てもとくべつおもしろくはなかったかな。
夢と現実の区別が付かないような子供特有のファンタジーって、すごく理解できるし好物だったりするんです。でもどこかで知ってる現実がないと、見ててこまってしまう。たとえばトトロではお母さんが病気で入院中で不在だとか。千と千尋とかわかりやすいかな(べつにこれも好きじゃないが)。ポニョは全部が夢だった。いままでで一番幼い5歳児が主人公だからすべてつじつまが合わないようなかたちにしたのかもしれないけど、どうも主人公のソウスケがインテリキャラなんですよねぇ。ま、いいんですけど。子供はストーリーなんか見てないだろうから、ハッピーエンドの「人魚姫」ってことにしたのかな。いっこも悲しい現実を子供に見せたくなかったのかもしれない宮崎先生は(でも子供が真似したら死んじゃうね)。大人が見ても楽しいアニメをつくる気は毛頭なかったのかも。しかし洪水以降はすべて死後の世界に見えてしまった。ばあさんたちはまさに大霊界2ばりの「死んだらおどろいた!」だった。シュールだった。てことは、やっぱり宮崎先生はすごいのだろうな。あれを死後の世界と見たら、作家性が強いとはおもうがだからなんだとも思う。
予告編によるとナウシカが近日やるらしい。
私、子供のころからナウシカ大嫌い。主人公のナウシカが嫌な奴だから嫌い。なんでみんな好きなんだろうってすごい不思議だった。いまもナウシカは嫌い。えっと、アニメの話。やたら薦められるけど漫画はぜんぶ読んでない。読む気無し。「天空の城ラピュタ」は初めてみた小学生のときからさいきんまで一番好きだったけど、いま、宮崎駿先生だと「ハウルの動く城」が一番好き。どこが好きかってきかれたらキムタクの声かも。