古い日記

昨日世田谷美術館にメキシコ絵画展をみにいった。美術運動的なものはいまいちイケてないだろうとは思っていたが、何点か気になったものがあって悪くなかった。日本人だけど、村田簣史雄気になった。美術運動といえば去年のいまごろ、府中に韓国の「民衆の鼓動」という展示を見に行ったのだけど、あれは酷かった。
フリーダ・カーロの自画像がどどーんと部屋に一枚だけ展示されてるのを見て、昔の記憶があざやかによみがえった。
高校生の頃かよっていた美術学校で、古いオレンジページを渡され、コラージュしろという課題がでた。オレンジページながめてもさっぱりなにも浮かばず、とりあえず小林カツ代のでかい顔のアップの広告があったので、たて位置の画用紙のど真ん中にカツ代の顔を貼った。あとはその周りに鰯やら果物やら野菜やら貼り付けて「ミュシャのアールヌーヴォーをイメージしました」と言ったら、周りの子に馬鹿にされたのだが(つーか、いつも馬鹿にされてなかったか俺)、先生には「小林カツ代フリーダ・カーロに見える」と言われたのだった。
昨日世田谷美術館で、あのとき先生が言ったのはこの自画像のことだったのか!と、ようやくわかった。よかった。


かわいすぎる海女、ほんとかわいいな。