親知らず

昨日、左側の親知らずを上下抜いてきました。上の歯はまったく問題なく抜けたのだけど、下の歯が歯茎に埋まっていて正面に向かってちょびっとだけ生えていたので(上向きじゃなく歯が完全に寝た状態)、やっかいで、通常大学病院で全身麻酔で抜いて、一週間入院する症例といわれたが、日帰りで、大野さんに抜いてもらった。2時間半かかった。何度も麻酔を打ち続けたのだが、ときたま叫んでしまうほど痛かった。歯を抜くというより、こまかく砕きながら取り除くという具合だった。歯がいったいどんな形だったのかわからないくらいで10個くらいに砕かれてた。ねっこがなかなか取れなくて痛くてたまんなくて何度も麻酔を追加で打ちながらも(20回以上打ったとおもう。もっとかも)、もう麻酔は打ちたくないって気持ちもありながらもやっぱり痛くて変な声が何度も出てしまったが、さいご、大野さんもそんなの無視してぐりっとねっこを抜いた。絶叫。たくさん麻酔を打ちすぎたため、もう打たないと決めたが途中でやめるわけにいかないので、私が痛がっても続行したのだろう。さいごのねっこが抜けてすぐに助手の人が安堵のためか溜め息まじりに「よかった・・抜けた・・」と小声で言った。自然にその言葉が漏れたようだった。面倒な歯をお願いしちゃって大野さんにも助手さんにも申し訳ないと思った。わたしかなり我慢強いほうだとおもうけど、じっとしてらんないくらい痛かった。
しかし一晩あけて今朝、すでに痛くなかった。さして腫れてもおらず。
今日、大野さんとこ行って消毒してもらったのだけど、痛くないし口も開くし、「こんなもんなんですかね?」と聞いてみたら、「珍しいですよ。僕なんか親知らず抜いたら頬が直角に腫れました」と言ってた。歯茎に埋まってた歯を抜いたから、その部分の歯茎はえらいことになってはいるけど、痛くないし、腫れてもない。私のはかなーりやっかいなケースだったらしいのだけど、そんなやっかいでもないのに親知らず抜いて仕事一週間とか休んだ人は嘘つきなんじゃないかって疑惑はより濃くなってしまった。ま、そんなんでなく、たんに私、人と比べるとかなり丈夫なのかも。免疫力が高いとか。自分の基準を他人に押し付けてはいかんな。祖先に感謝かも。痛みや菌に強いって遺伝じゃねえの?祖先に相当痛いことに耐えた人がいたとか。。ありうるな。。
しかしデブに「樋渡さんて丈夫だよねぇ〜」と言われると、お前らみたいにひたすら無駄食いしつづけることができるほど胃腸は丈夫ではない、と言いたくなります。